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Death's Daughter (その2)

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海鳴市街の高層マンションのキッチンにて
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ユーノ 「おい…」

フェイト 「何ですか?」

ユーノ 「何?じゃねえだろ!なんでお前が僕の家で飯を食ってるんだよ!死神だろ!おまえは!」

フェイト 「死神だって普通にご飯を食べますよ?」

ユーノ 「い、いや…そうじゃなくてだな…」

フェイト「執行猶予つけてあげてるんだからむしろ感謝すべきじゃないですか?その代償だと思えば安いものですよ」

ユーノ 「何が感謝だ!執行猶予どころかお前が誤解を招くようなことを言うからお蔭でなのはに殺されかけたんだぞ…」

フェイト 「そうでしたっけ?貧血で倒れていたんで覚えてません」

ユーノ 「あ、あのな…あの後、僕がどんな悲惨な目にあったと思ってるんだ…お前だって無印で
Star light breakerのほぼゼロ距離射撃喰らっただろが。あの恐ろしさが…」

フェイト 「あの、すみません。お母さん。ご飯のお替り頂けますか?」

ユーノ母 「はいはい、ちょっと待ってね。はい!どうぞフェイトちゃん」

ユーノ 「ちょ…おま!人の話を…ていうか何杯食ってんだよ!」

フェイト 「いいじゃないですか。育ち盛りなんですから。それにいちいち人が何杯ご飯を食べてるかなんて数えないで下さい。いらやらしい…」

ユーノ 「こ、このアマ…調子に乗りくさって…つか、ママ!どうしてコイツに飯を食わすんだよ!コイツは死神なんだよ?僕の命を狙ってる恐ろしい刺客なんだよ?」

ユーノ母 「フェイトちゃん、よかったらカニクリームコロッケのお替りもあるわよ?」

フェイト 「ありがとうございます。お母様。じゃあもう一つ頂けますか?美人なだけじゃなくて料理もお上手なんですね。ニッコリ」

ユーノ 「つか…ただの冷凍食品にうまいも何も…ぶべら!!」

ユーノ母 「バカは放って置けばいいからね?もっと召し上がれ」

フェイト 「ありがとうございます」

ユーノ 「て、てめえ…人の親を篭絡しやがって…」

ユーノ父 「時にユーノ…」

ユーノ 「う、うわっ!パパ!いつのまに!つか…帰って来てたのかよ…」

ユーノ父 「パパもママも遺跡発掘で忙しかったからね。いいじゃないか。
3年、いや4年ぶりにこうして家族が揃ったんだ。少しはお前も一家団欒を楽しむんだ」

ユーノ 「遺跡発掘っていうか…単に流浪しているって言った方がいいような状態だけどね…」

ユーノ父 「フェイトちゃんから聞いたぞ?また
18禁の“薄い本”が増えてるそうじゃないか…まったく…オトーサンはこっぱずかしいねえ…後で何冊かこっちに回し、いや、没収するからな。勿論、オトーサンは楽しむわけではない。断じてだ。すべてはお前の教育のためだ…その年で既に なの破産 とか、先が思いやられるぞ?」

ユーノ 「ど、どうして去年の”冬コミ”の戦果の事を…さては…きさま…僕を親に売ったな!フェイト!!」

フェイト 「べっつにぃ。私はあなたと同盟を組んだ覚えはありませんけど?ぷいっ」

ユーノ 「こ、コイツ…(マジで可愛くねえ…いや、可愛いけど性格がねじれてやがる…早く何とかしないと…)」

フェイト 「あなたのど変態趣味に比べれば私の方が一億倍可愛いと思いますけど?」

ユーノ 「ちょ、そうか…お前は人の心が読めるんだったな…隠しても無駄なら堂々と考えてやる。いつか絶対、お前をリアル抱き枕にしてやるからな」

フェイト 「ちょっと…わけ分からないところで無駄に大物にならないで欲しいんだけど…」

ユーノ 「うるさい、黙れ。気分転換にテレビでも見るか…ポチッ!」

フェイト 「ブツッ!」

ユーノ 「ポチッ!」

フェイト 「ブツッ!」

ユーノ 「…」

フェイト 「モグモグ…」

ユーノ 「ポチッ!」

フェイト 「ブツッ!」

ユーノ 「おい!一体何なんだ!その地味な嫌がらせは!昭和か!」

ユーノ父 「くやしいのう…くやしいのう…」

ユーノ 「お前はどっちの味方なんだよ!」

ユーノ父 「ユーノ…父の愛を見くびってもらっては困る。私はいつだって金髪ツインテールの味方だ(クワッ)」

ユーノ 「ごめん…パパ…聞いた僕がバカだった…」

フェイト 「ったく…騒々しい人ですね…ど変態なだけでは飽き足らず、空気すら読めないなんて…日本が物凄く大変な時だっていうことが分からないの?普段、生きてても全く意味ないんだから省エネに協力して、死ぬ前くらい少しは世の中の役に立ったらどう?」

ユーノ 「どさくさに紛れて人の親の前で“殺人予告”すんな!」

ユーノ母 「そうよ。ユーノ。フェイトちゃんの言う通りよ。家でgdgdするくらいなら自衛隊に入りなさい」

ユーノ父 「余震でフィギュアの陳列が崩れて壁パンするくらいなら放水しに行ったらどうなんだ?無駄飯ばっかり食うな」

ユーノ 「なんだよ…おまえら…その無駄に高いスルースキルは…」

フェイト 「ついでに炎狐最強!ウハッ!とか思っている情弱なあなたに制裁を加えるために
Chromeをインスコしといたから」

ユーノ 「だから…そーいう地味な破壊工作をするなと…」

ユーノ父 「
Operaこそ至高。異論は認めない。それからいまIE9.0を入れたら負けかなって思ってる」

ユーノ 「頼むからお前は黙っててくれ…親父…」

ユーノ母 「でも元ユーノの部屋でいいのかしら…フェイトちゃん…バッチぃでしょ?気になるようならダス☆キンのお掃除サービスをお願いするけど?」

ユーノ 「おい!自分の息子をバイ菌扱いするな!つか…え?元…僕の部屋…だと…」

フェイト 「あ、お構いなく。ちゃんと自分で掃除できますし、イカくさいのはファブ☆リーズでもすればどうにかなりますから」

ユーノ母 「なんて慎ましいのかしら…いっそのことユーノの代わりにうちの子になればいいのに…」

ユーノ父 「それはむしろ願ったり適ったりだぞ。オトーサン的には」

ユーノ 「ちょ、ちょっと待て!なんでいきなり養子縁組の話にまで発展してるんだ!おい!おまえ!僕は…僕はどうなるんだ!」

フェイト 「え?ベランダとか…廊下とか…その辺に適当に住めばいいじゃない?言っておくけどどっかのラノベみたいに一緒の部屋で生活するとかっていう展開はないから」

ユーノ 「き、きさま…こんな暴挙が認められるほど世の中は甘くは…」

ユーノ父
 「全て計画通りだ…問題ない…」

ユーノ母 「生きていこうとさえすればどこだって天国になるわ」

フェイト 「あなたは死ぬわ…私が殺すもの…」

ユーノ 「ちょ、お前らキャラをいきなり変えるな!ツッコミが追いつかない!僕の部屋を…かえせ!!」
 




つづかない・・・たぶん・・・

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