「魔法少女リリカルなのは」などの二次作品やオリジナル作品を公開しているテキストサイトです。二次創作などにご興味のない方はご遠慮下さい。
[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
あとがき的なもの
急激な腹痛に僕が襲われたのはちょうど一ヶ月前のことだ。クソ☆ミソな話をしても仕方がないので腹痛の方に焦点を当てると、あまりの痛さで起き上がるのが億劫になるほどだった。土日を完全に自宅で寝て過ごしたにもかかわらず一向に腹痛は治まる気配をみせない。仕事もあるし、ショボショボながらも一応、創作活動やっているというのに。
このまま放置するわけには…し、しかし…まじでシャレになってねーぞ…これ…
このまま放置するわけには…し、しかし…まじでシャレになってねーぞ…これ…
などとベッドの中であれこれ思いを巡らせていると突然、僕の頭に
逆に考えるんだ。全部どうでもいいさって考えるんだ。
ということで一ヶ月グダグダすることにした。ありがとう!神様!
さて、前置きが無駄に長くなってしまったが…
作品の出来不出来は一先ず置いておいてようやくこのほど、“Fragment”を完結させる事ができた。原稿数にしてA4ベースで200枚前後といったところだろうか。職業作家の先生方と違って責任感とか義務感という類とは全く無縁な情けない根性で作品を公開“電波の垂れ流しともいうを”するというのも如何なものかと思わなくもないのだが、ひとまずエタらずに終わりに漕ぎ着けた事だけは、まあ、一定の成果じゃなかろうかと自己満に浸っている今日この頃だったりする。他に適当な表現が思い当たらないので「読者」と呼ばせて頂くことにするが、こんな不埒者にお付き合い頂き本当にありがとうございました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。
ちょっと、読者諸兄にとってはかなりどうでもいい話を…
実を言うと短編を除いて中長規模の作品を完結させたのはこれが初めてだったりする。一応、例えしょぼくても「終わらせた」という内的経験は“実績”とかそんな偉そうな話じゃなくて、テキスト書きにとっては単純に“自信”になるものなのだ。それを“一定の成果”と呼んでいるわけだ。基本的に(主に作品垂れ流しを)反省しない僕ではあるが、反省が全くない、とわけではない。ていうか、終わらせてしまうと同じプロットでまた一から書き直したいという衝動に駆られるから困る。俗に言う「ああしときゃよかった症候群」である。今、いきなし僕が作りました。さーせん。
実を言うと短編を除いて中長規模の作品を完結させたのはこれが初めてだったりする。一応、例えしょぼくても「終わらせた」という内的経験は“実績”とかそんな偉そうな話じゃなくて、テキスト書きにとっては単純に“自信”になるものなのだ。それを“一定の成果”と呼んでいるわけだ。基本的に(主に作品垂れ流しを)反省しない僕ではあるが、反省が全くない、とわけではない。ていうか、終わらせてしまうと同じプロットでまた一から書き直したいという衝動に駆られるから困る。俗に言う「ああしときゃよかった症候群」である。今、いきなし僕が作りました。さーせん。
伏線→回収という作業はしくじるとかなり恥かしい、というプレッシャーが一般的に制作者にはある。まあ過大に考えすぎるのもよくないのだが、確かに盛大に投げっぱなしにするのは製作者の姿勢としては確かに問題だ。筆力や才能のある方と僕のような輩との間にある大きな違いがその辺りにあることは自覚がある。端的に言えば「グランドデザイン」である。諸賢は既にお気付きのとおり、行き当たりばったり感がハンパなかったことと、ゴチャゴチャと御託を並べてメインがぼやけたという、小説と名乗るにはかなり致命的な欠陥をこの作品は含んでいる、というかそれの集合体だから困ったものである。
でもね、分かっちゃいるけどやめられない、というのが凡人の悲しい性である。これが僕みたいな凡人には非常に厄介なのである。このプロットというヤツは書き進めていると次から次へと「こーんなこと」も「あーんなこと」もしたくなってくるからもうたまったものではない。広がるアイデア、増える手間、とどこぞの誰かがいみじくも言っていたが実に至言である。この辺りの取捨選択が出来ないとまず確実に僕の部屋のようにプロットは散乱し始め、しまいには自分の腹のように肥大化してしまうのである。さらにつじつまを合わせるために新キャラ、新設定を登場させなければならなくなり、書き手としても「ここの部分…わりとどーでもいいんだよな…」という内容のことに言及せざるを得なくなるという有様だ。このパターンには2つの問題がある。一つは“つじつま合わせ”と言えばなんとなく「仕方がないよね~」になりそうだが、客観的に言えば「作品がボロ雑巾になるだけ」で碌なもんじゃないという事である。そしてもう一つの問題はプロットの揺らぎは前述の“伏線”と“回収”に大きく影を落とすことになる、ということだ。分かりやすくいうと“伏線の登場”とその“回収ポイント”は離れていればいるほど効果的になり、作品の深みもぐっと増すのである。だが、逆を言うと並みの頭しか持ち合わせがない人間にとってはこの二点間距離が離れすぎると「メダパニ」を起こしやすい。まして“行き当たりばったり”だと伏線を張る傍から「事情」が変わるわけだから回収する頃には下手をすると ナージャ 不良債権化していることもよくある。やがて誰得の状態を作り出していくことになるわけである。今回、この作品が僕に与えてくれた教訓は非常に多かった。それだけにある意味で愛着のある作品になっている。もしかしたら今後、ちょくちょくと中身をマイナーチェンジするかもしれないけれど、今は僕に計り知れない影響を与えてくれた作中のフェイトそんに心からありがとうを言いたい。そして最後の最後まで見捨てずにお付き合いくださった皆さんに改めてお礼を申し上げます。どうもありがとうございました!
最後に、この作品では結局、未公開になってしまったエピソードがいくつか残っている。なぜ?と言われても正直困るが雰囲気?なのかなあ…テヘッ。以下にちょっとご紹介。
―エリオくんが特別施設をフェイトさんと一緒に出た時のサイドストーリー
前後のつながりが悪くてカットしてしまった。“フェイトの額に傷”があることになっていたが、その理由はここで書かれていた。
― キャロちゃんの盟約の儀
プレシアとフェイトの不幸なセレモニーと被せる形でフェイトとキャロの盟約の儀を描写。まあ全体的に僕の作品はくどいんですけど描写が長くなってしまったので思いっきりカット。余計にワケワカメですって?え?何?聞こえない。
―フェイトさんが病院を抜け出す時のプレアデス(フェリノ)との押し問答
フェイトさんは病院を出ろというプレアデスの要求を実は撥ね付けていた。そこでフェイトさんは周囲への気遣いを見せていたのですがプレアデスからアルハザードを目指さないかと焚き付けられる。「止めなくては」という思いが勝るようになり同行を決意する。
これも前後の繋がりに苦労したため、2日くらい悩んだ挙げ句、僕は考えるのを止めた。
―フェイトさんが書斎で第七の手紙を発見し、地下で“器”を発見
これは完全に没にした。だってフェイトさん、犯人と分かって行動を共にしているんだもん。矛盾するじゃん。とか言いつつ、実は余り深く考えていなかった。
―フェイトがアルフを使い魔にするサイドストーリ
しつこくてすみません。これもなんかおまけ要素が強くなってきたので思い切ってカットしてしまった。あまり後悔はしていない。
まあ、これが「もう一度書き直そうかな」という衝動の一因だったりするわけですが。まあいいや。新しい作品に着手する時の教訓にしたいと思います。
それではまたどこかでお会いしましょう!
それではまたどこかでお会いしましょう!
管理人敬白
PR